2016年 10月 20日
痔の日帰り手術
当院おしりとおなかのクリニックは「痔の日帰り手術」が特徴のひとつです。
本州では痔の日帰り手術は主流となってきているが、道内では当院が唯一先行しています。
「痔の日帰り手術」に興味のある方はホームページの日帰り手術のメリット・デメリット・注意点をご参照されてください。
札幌医大卒の院長ではありますが・・・
本州の先生方との交流も多いため日帰り手術については、色々な先生からご指導頂いたと聞いております。
そう言えば以前から週末は学会・研究会に参加することが多く、
それで本州にお知り合いの先生が多数いらっしゃるのだと思います。
おしりとおなかのクリニックを開業してからは2ヵ月に1回と回数は減りましたが、
学会の世話人になっていることも多く参加を余儀なくされていますので、臨時の休診があります。
つきましてはホームページと院内の張り出しでお知らせをしております。
患者様には大変ご迷惑をおかけしますがご協力をお願いいたします。
~豆知識~
おしりは清潔にしないと痔になりやすいと言われています。そこで、清潔についてお話します。
ゴシゴシと磨き上げるものではありません。入浴→①泡を付け優しく洗います。②シャワーで洗浄する時も
弱めの勢いで流します。③タオルで拭くときも水分を吸い取るようにしてこすらないでください。
女性の方にわかりやすくお話しするとお顔を洗う要領と同じです。本当はお顔よりおしりの方がデリケートです。
トイレ→①洗浄は排便の時のみで十分です。弱めの洗浄後トイレットペーパーで優しく水分を吸い取って
ください。②洗浄出来ない場合は、優しく拭き取るようにして下さい。又は消毒のついていない濡れテッィシュで
拭くのも良いでしょう。基本的に、おしりは大腸菌だらけの場所ですから消毒は不要です。百歩譲って消毒したり、ピカピカに磨き上げても数分で大腸菌だらけになります。
その理由は、おしりは(肛門)キュッと窄んだ状態で閉じていないからです。
または、おしりが痛い・腫れている・かゆいなど何かしら症状がある時は、キレイにしようとして石鹸・ボディソープなどを使うと炎症を起こしたり、症状が悪化する場合がありますので控えた方が良いと思います。 師長
2016年 10月 03日
おしりって?
日本人の7割が痔持ちというデーターがあります。痔核症状(^^;)というか自覚症状がない方も大勢いらっしゃっいます。それゆえに痔については認識がない方が多いです。おそらく、痔の事を笑い話にされる方も案外・・・痔かもしれません。
痔というものは男女問わず・・・なかなか羞恥心が強く不安も大きく受診までには勇気がいるものです。しかし、おしりは毎日、そして一生使う大切な場所です。日常生活を快適に過ごす為に少しの勇気を持って下さい。
当院は地下鉄南北線であれば、札幌駅4番出口から直結でビルの9Fにお越し頂けます。(下段の写真参照)同じフロアーには美容関係・習い事の教室などありますので、ピンポイントの場所ではありません。「人の目を気にせずに来られました(^_^)」とおっしゃられる患者様も多いです。痔でお悩みの方は、思い切って是非相談にお越し下さい。
職員一同、患者様の目線で説明・対応出来るように日々心がけております。 師長
~豆知識~
痔は辛いものがダメと言われています。有名な物では唐辛子・南蛮があります。
唐辛子・南蛮は消化されずに辛み成分が排便と共に排泄されます。
そのため、痔がある場合は肛門に負担がかかります。
意外と勘違いしている方が多いのですが、ワサビ・からしなどは揮発性のため消化の途中で辛み成分は無くなりますので、肛門には負担がかかりません。
ということは・・お寿司をサビ抜きにする必要はありません。おでんの練り辛子も大丈夫です。ラーメンの粉胡椒も少しなら問題ありません。ただし、ブラックペッパーなど消化されないので大量にかけないようにご注意して下さい。
注)揮発性→口に含んだ瞬間に鼻に抜ける辛みを感じる反面、すぐに辛み感を失います。
2016年 09月 13日
意外と知られていない事実―女性のがんの臓器別死亡率のトップは大腸がん―
久しぶりに厚労省の人口動態統計をのぞいてみました。厚労省で公表しているデータですが、以前は数字を羅列するだけで非常に見づらかったのですが、いつの頃からなのかグラフも付いて比較的見やすくなっています。その中で男女別の臓器別がん死亡率の年次推移をアップしておきます。(上段が男性、下段が女性です)
グラフを見てもわかるように日本人においては戦後しばらく男女とも胃がんの死亡率が他を圧倒して1位だった時代が続いており、胃がんは国民病とも言われていました。しかし近年、胃がんはやや減少傾向にあり、変わって大腸がんの死亡率が肺がんとともに急速に増加しています。中でも大腸がんは男性では肺がん、胃がんに次いで3位に甘んじているものの、女性では21世紀に入ってから1位に躍り出て、その後は1位の座を譲っていません。どちらかというと女性でがんといえば乳がんや子宮がんが話題に上ることが多いですが、死亡率で比較するとあまり知られてはいませんが大腸がんが臓器別でトップなのです。
実は多くの大腸がんは前がん病変(良性ポリープ)の段階で見つけることができ、大腸がんの芽を摘み取ることができるのです。さらにはもし大腸がんになってから見つかったとしても大腸がんは進行が比較的遅いため、早期に発見できればほぼ完治させることが可能ながんなのです。しかし残念ながら現実は進行して発見されることが多いため、そのことが死亡率の高さにつながっています。
大腸がんの検診といえば、自治体のがん検診にしても職場の企業検診にしても便潜血反応検査(検便)が行われるのが一般的です。検便検査は簡便で低費用なので集団検診には向いているかもしれませんが、実は精度に欠ける検査なのです。ある報告によると1回の検便検査では進行癌でも2~3割は見逃してしまい、早期癌にいたっては5割も見逃してしまうと言われているほど精度の低い検査です。検便検査で大丈夫だったとしても安心はできません。
大腸がんの検査で最も信頼できる検査は大腸内視鏡検査(大腸カメラ)です。大腸カメラをやれば大腸を直接観察するので、大腸がんを見逃す可能性はほぼゼロです。ただ大腸カメラは痛く辛い検査だということで敬遠する方が多いのも事実です。しかし最近は機械が改良され、また検査医の技術も進歩し、ほとんど痛くない検査になりました。実際、当クリニックで大腸カメラを受けた患者さんもほとんどの方が「痛いのが不安だったけど、こんなに楽だとは思わなかった」、「こんなに楽なら毎年やってもいい」と感想を述べていきます。
日本国民の大腸がんの死亡率を減らすためには全国民の大腸がん検診に大腸カメラを用いることが理想ですが、大腸カメラの数も検査医の人数も到底追いつかず、今のところは不可能です。ただ大腸がんの多くなる年代30歳代後半から40歳代にさしかかった方や、血便、腹痛、下痢、便秘など大腸に関連する症状のある方は、ぜひ一度大腸カメラを受けることをお勧めします。
2016年 09月 09日
開業から半年が過ぎました
振り返ってみると、開業当初は患者様は少なかったのですが、不慣れな事で患者様をお待たせしてご迷惑をおかけすることがありました。
そんな中、一人の患者様に最後の通院の日に「最近は患者さんが混んで来て、待つようになったよ。でも、良かったよ。混んで来て・・・」といって頂いた言葉は本当に仕事の糧にさせて頂きました。この患者様は、不慣れとはいえ2度もお待たせした方だったのです。しかし、「ここはいつ来ても感じの良いクリニックですね。」とも言って頂いきました。ご指摘を受けても仕方ない状況だったのに・・・患者様の寛大なお気持ちと職員の患者様への真摯な対応の結果だと・・・この時実感しました。
職員一同、初心を忘れずにこれからも頑張る気持ちでおります。
2016年 05月 18日
少し遅いお花見…
ご家族にしてみれば、自分の家族が勤める職場ですので、気になるところだったと思いますが、院長の人となりをみれば一目瞭然で安心されたことでしょう。
そういえば…開業に際しても次から次と全国からお祝いが届き、最初は「凄いねぇ~」とか「お花がキレイ」とか喜んでいたのですが…
ちょっと待てよ!これは、後にどうやって片付けすればよいのか?と…不安がよぎりました。案の定10日後には…毎日お花の片付け(汗)と、うれしい?悲鳴となりました。
院長は自分の経歴はおっしゃりませんが…
院長の凄さに脱帽致します。お会いした先生方や関係者からは、「樽見先生は凄い先生なんだよ!」と時折お話を聞かされます。
すいません…
院長…どうやって凄いオーラ消してるんですか(笑)
これからも…職員や患者様に親しみある院長でお願いします!